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-梨杏SIDE-
ウトウトし始めた頃、不意に隆史が話かけてきた
隆「そーいえばさ…彼氏置いてきた訳??」
……はッッ!?
…今…、何て言った?
隆「…だーかーら彼氏!!置いてきたのかって聞いてんのッッ!!」
隆史の『彼氏』という言葉と一緒に脳裏に一気に一人の男の顔が繰り広げられた
『俺、コイツの彼氏だから☆よろしく♪"あ!!もし、コイツに手ぇ出したら…分かってるよな??』
『……;;あのー…いつから私の彼氏になったんスか??』
……啓
『はぁ~、お前さぁ~可愛いんだから、もうちょっと危機感持てよなぁー;;』
……啓
『りーな♪"
デートしようゼ!?お前の好きな所連れてってやるよ』
『…うわ、行きたくね―;;』
……会いたいよ…
『テメーふざけんじゃねぇぞ!!!!コイツに触っていいのは俺だけなんだよッッ!!』
『啓…ッッ』
……もう二度と会えないって分かっても…
『梨杏~♪"今日泊まっていけよ☆』
『は?嫌』
それでも…啓…
……会いたいよ…
『あの、さ…俺、まじでお前の事好きだし、むしろ好き過ぎててずっとお前の事離さねぇし、絶対幸せにするから!!!!
だから…俺と付き合って??』
『…仕方ないから、世界一の幸せ者にしてあげる』
本当に世界一の幸せ者だったのは、私だね…
この約束は守ってくれたね…
私の頬に一筋の雫が伝った
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