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ジリジリッ!!
ジリジリジリッ!!
…バンッッ!!!
大音量で部屋中に鳴り響く目覚まし時計を、壊れんばかりの勢いで止めた私はかなりの不機嫌
なぜこんなに機嫌が悪いかというと…ご存じの通り
今から学校という名の苦痛な時間
私はクローゼットにかかっている可愛らしい鈴明高校の制服を見つめてため息をついた
梨「制服が可愛いだけましかぁ~」
そう呟いて、自分を励ましリビングがある下に降りて行った
ご飯を食べた後可愛らしい制服を着て軽くメイクをする
あんまり化粧は濃くない
濃い化粧はもう卒業した
梨「行って来ま~す!!!」
ムダに元気のいい声を響かせて家を出た
外は晴天
珍しく、太陽が暑いくらいにギラギラと照りつけていた
鈴明高校の場所はもう調べ済み
なんてったって、理事長は私のおじさんらしい
私はまったく知らない土地で始まる新たな生活に不安を張り巡らせながら通学路を歩いた
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