~始まり~

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家から歩いて30分 若干、迷いながらも鈴明高校に到着した …って、門でかっ!!! 鈴明高校はけっこー、ここらへんじゃ有名だったりする なんだか文武両道のトップ校らしい…;; 大学に進学したいとちょっとだけ考えていたりする私には、このあたりで唯一の進学校である鈴明高校しかない …編入試験とか、よく頑張ったからなぁ 心の中で、少し自分を褒めながら門をくぐった だが、無駄に広いこの学校 どこかどこだかさっぱりわからない 案内係とかいないわけ? 私は一人さ迷う 本当に…広いとしかいいようがない 同じ所を確実に二回は通りながらも、理事長室を探し続けた ───… やっと理事長室と書かれたバカでかい扉の前にたどり着く 長かった… ここまでの道のりが… コンコン 「はい。」 中から低い男の声 …いや正確には、よく知っているおじさんの声がした 梨「失礼します。」 おじ「…おぉ!!!梨杏!!寝坊しなかったんだな~!!!心配していたんだぞっ♪ また、可愛くなったな☆」 …………… この、語尾に☆やら♪やらを付けてしゃべるおっさんは、本当にこの学校の理事長を務めているのだろーか… そして私は本当にこの学校に入学してよかったのだろうか… おじ「じゃあ、梨杏の担任の先生を紹介しておくか!!! 竹田先生、来て下さい。」
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