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「お…俺の家は代々…盗みを働く家系なんだ…」
…はい?そんなの聞いたことねぇ―…
「だから…俺は今日初めての盗みをしてこいって言われて…」
それにしてはえらい有り得ない犯行だな
「でも俺…おちこぼれだしさ…あんま盗みとか向いてないのかなって…」
なんか今にも泣きそうな勢いになってきたからちょっと慰める事にした
『大丈夫だって…そこまで落ち込まなくても;;誰にだって失敗はつきものだしね…』
沙羅はそう言ってなるべく優しく笑った
すると戒はびっくりした表情をしていつもとは違う表情で笑った
ドキッ
な…なにこれ…;;なんかいつもと違いません!?妙に緊張するんですけどっ!!;
すると戒の顔が近づいてきて……
……ん?近づく??
チュッ
……………はい!?;;
今のって……
「わ―い!!これで俺達婚約者だぁ♪」
戒はそう言ってはしゃぎまくっている
き…キスされたぁぁ;;
まじめに最悪!!!
ファ―ストキスだったのに……
しかもさっきの発言…
『ねぇ…さっきの婚約者ってなに?』
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