SPのSP②

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「ダッシュ」 「はい」 山本が本当に走ってスーパーに再び向かって行った。 「運転手さん、店の裏に回って」 「了解」 運転手が裏に回ると…。 「あ!」 ちょうど山本が裏口から出てくるところだった。 山本が空も顔負けの青さになった。 山本が逃亡のために呼んだタクシーを着くなり帰すと、 「山本君?もう1回行ってこようか?」 「はい…」 山本がすごすごと引き返した。 「サラミとスライスチーズと追加のビールも…」 「気が利くじゃん。おつりはあげるよ」 「ありがとう…ござい…ます…」 と、山本はすっかりしょげている。
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