1655人が本棚に入れています
本棚に追加
「ダッシュ」
「はい」
山本が本当に走ってスーパーに再び向かって行った。
「運転手さん、店の裏に回って」
「了解」
運転手が裏に回ると…。
「あ!」
ちょうど山本が裏口から出てくるところだった。
山本が空も顔負けの青さになった。
山本が逃亡のために呼んだタクシーを着くなり帰すと、
「山本君?もう1回行ってこようか?」
「はい…」
山本がすごすごと引き返した。
「サラミとスライスチーズと追加のビールも…」
「気が利くじゃん。おつりはあげるよ」
「ありがとう…ござい…ます…」
と、山本はすっかりしょげている。
最初のコメントを投稿しよう!