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「さてさて、逃亡未遂をしちゃった山本君?」
「はい…」
「逃げてどうする気だったのかな?」
「……」
山本は半死人状態だ。
「まあいいや。今日限りで会うこともないんだから、気楽にいこうよ」
と言いながら、碓氷がチーズを口にした。
すると、
「う…あ、ぐおおおおおお!!」
急に喘ぎ始めた。
「どうしました?碓氷さ…っ…ぐあああ!!」
「…うう」
続いて安井が碓氷と同じようになり、運転手が血を吐いた。
「はーっはっは!毒が効いたようだな!早く治療せんと死ぬぞ?病院に連れて行って欲しいか?ああん?」
山本が高笑いした。
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