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☆☆小学校☆☆
家から歩いて23秒、走って12秒という所に小学校があった。近いだけあって、忘れ物とかよく取りに行ったりと、大変都合がよかった。
小学校の隣には駐在所と消防団があり、火の見櫓※ひのみやぐら がある。そこにサイレンが付いてる…毎日am11:30にウ~と一回鳴る
小学生…いやこの家に引っ越した時から一番苦手、恐怖を感じる音なのだ。
そんなサイレンはお昼を報せる為ではなく、本来は地区の火災を知らせる為のモノ…
それは小学二年生の春だった。
ヤンチャな秀樹少年は勉強もしないで二階の自室で就寝していた…
『ドカァァァン!!!』
けたたましい爆発音と共に自室の雨戸が外れ、硝子が割れた
何が起きたか気が動転する秀樹少年…恐怖で泣き叫ぶ。
オフクロがスグに来てくれた…
『ウ~ウ~ウ~ウ~ウ~』
けたたましくサイレンが鳴り響き、遠くから段々と近付く消防車の音
この事からサイレンの音は完璧なトラウマ
隣の家がガス爆発
原因は夫婦喧嘩で嫁がお風呂の湯沸し器のガスを出して火を着けたとの事…まったくふざけてる。
幸い大きな怪我は無かったが、その隣の奥さんの髪の毛がニグロみたくなっていた。
その事が原因で離婚した。
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