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ミユキ「送ってくれて…ありがとうございました。おやすみなさい……」
ユウ「おやすみ」
その時に断るべきだったのに…あたしは“好き”って言葉が少し嬉しくて、店長の体温が体から離れなくて断れなかった。
バイト行ったら絶対顔合わせなきゃいけないのに…明日はバイト行きたくないな…
車のドアを閉める。
あたしは車が見えなくなるまでマンションの下に立ったままでいた…。
その晩は普段考え事なんかしないあたしには珍しく、店長の事ばかり考えててほとんど寝れなかった。
それがあたし達の始まり―…
不倫なんて認めてもらえる恋じゃない。
過ちだらけの恋だけど、
あたしは、
あなたにたくさんの事を…
気持ちを…
人を愛しいと思う気持ちを教えてもらった。
それだけは…
誇れる事だったよ?
ねぇ、ユウ君…?
あたしの事を好きになってくれて…ありがとう。
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