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ホールに戻ったあたしは、その辺の食器や瓶とかを全部まとめて運んでいた。
ユウ「そんなに持って、大丈夫?」
話かけてきたのは、橘店長。
身長も高くてなかなか格好良くて女の子には人気がある。
性格は誰に対しても笑顔で優しくて、怒ってるのもイライラしてるのも見た事がない。
一体いつストレス発散してるんだろ…
なんて心配になったりする。
そんな風に心配しながら店長をボーッと眺めてたら、
ユウ「持とうか?」
と不思議そうな顔でテーブルに残ってたものを持ってくれた。
ミユキ「あ……ごめんなさい。大丈夫だったんですけど……ありがとうございます。」
ユウ「みぃちゃんって、ボーッとしてる事多くない?」
そう言って子供みたいな笑顔で笑った。
笑った顔が可愛くてあたしはなんだか恥ずかしくなる。
今考えると、
この頃橘店長に抱いてた感情は恋心だったのかもしれない。
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