1通目 始まり

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因みに、2学年は8クラスまであるため、すれ違っても分からない人も沢山いる。 たまに、「おはよう」と声をかけられても誰だか分からない事が度々ある。 キーンコーンカーンコーン チャイムが鳴ると同時に早紀と千穂は教室に滑り込む。 まだ教室の中がざわついているし、座ってない女子も沢山いるからセーフだ。 教室の中は幾つかのグループに別れている。 左端を占領しているのは、クラスで一番大きいグループの運動抜群の人々。 その中心は、学年一の秀才であり、バトミントンの関東大会を勝ち抜き、全国大会で5本の指に入った渡辺飛鳥(ワタナベ アスカ)だ。
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