想いを胸に

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「ところで、お前達喧嘩でもしたのか?」 あんたはどこでその情報を手に入れた? 「舞が人に叫んできたぞ」 舞め…… てか、会話が成り立っているのは何故だろう? 「で、先生はなんと言ったのですか?」 「バカップルはほっといても仲直りする」 「さり気なく酷い事言いますね」 「事実だろ」 そうはっきり言われると悲しいわ……… 「まぁ、あいつが何しているか知っているから」 「……何しているか教えてくださいぃ~!?」 そう言って泣きながら先生にすがりつこうとする。 先生は嫌だ、と言って席を離れる。すがりつこうとした私は勿論、転けました。 「まったく……ちょっとは信用してやれ」 そう言い残して先生は出て行った。
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