はじめに

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夜の学校は不気味だ 広い敷地に黒く浮かぶ校舎。 闇の中を歩いていると.動くはずのない木や鉄棒さえも.後から着いてくるように感じる。 校庭に立っていると.全身に視線を感じる. これ以上ここにいるのは無理 無人の建物に黒い窓が気味悪く並ぶ.ガラスの向こうから何者かの視線を感じる. 誰もいなくなった校舎の中、霊気が身体をつつむ. 暗い静寂に耳をすますと.どこからともなく霊の声が聞こえてくる. この世に思いを残した生徒や先生の霊は.成仏出来ずにさまよっている.
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