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「……うーん、ここは……どこ?」
少女が目を覚ましたら見たこともない場所に横たわっていた。
「あれ……?おかしいな…今まで時空の狭間にいたはずなのに…(ワープホールも通った覚えないしな…)」
「やっとお目覚めか……」
少女はふと顔を声のしたほうへ向ける。そこには、マントを付け、いかにも‘伯爵’っぽい人が宙に浮いていた。
「我が輩はノアール伯爵」
「いや、何も聞いてないんすけど…」
ノアール伯爵はクックックッと笑いをこぼした。
「いや、なに…君の顔に‘あんた誰?’と書いてあったものだから自己紹介したまでさ」
どうやらノアール伯爵は紳士のようだ。
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