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四人でよくイベントやクラブ等に行っていた。
その日はPRINところんとピルクルでミナミで行われるイベントに行く事になった。
三人は地元の駅で待ち合わせをしていた。
そこに一番に到着したPRIN。
当時は肌も黒くド派手な恰好をしていたせいか観光客に囲まれたり写真を撮られたりする事が多かった。
するとこの日も声をかけられた。
外人「ピュウ♪Black bird!」
口笛と共に聞こえてくる英語…
この発音は100%外人だとわかった。
PRINは歓声がする方に振り向いた。
近寄ってくる数人の外人。
必死にジェスチャーをしている。
体の周りを両手いっぱいで円を描き始めた。
外人「Colorful!」
PRIN「OH!イェーイ!アーハン?」
外人「アナタハ、ジャックデース!」
PRIN「ジャック?ジャックナイフ?NO NO!バターナイフ!」
周囲の人達は冷ややかな視線をPRINに向けている。
そんな人達に余裕の笑みを見せながら手を振るPRIN。
外人「NO!アナタハ、クジャックデース♪」
PRIN「クジャック?くじゃく?は、鳥?」
外人「ソウ!クジャック!」
PRINは怒りに震えている。
何故か握手を求めてくる外人。
PRINは差し出された手を鬼のような顔で叩いた。
男達「Why?」
英語のわからないPRINは必死に頭をひねった。
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