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三人はまた円陣を組んだ。
ころん「曲が変わる瞬間にみんなで取り押さえっぞ」
PRIN、ピルクル「ラジャー!」
曲が変わった瞬間三人は飛びかかろうとした。
PRIN、ころん、ピルクル「おりゃぁぁぁっ!」
PRIN「ぐゎっ!」
ころん「ぶぁふぁっ!」
三人は飛びかかる事すら出来なかった。
男が手を振り踊るたびに生暖かい風に揺られて異臭がやって来るのだった。
そんな現象を三人は《異臭ファンヒーター》と呼んだ。
ピルクルはまた倒れ込んでいた。
バシッバシッバシッ
二人の往復ビンタのおかげで何とか意識が戻った。
ピルクル「おばっ、おばあちゃんと…川の近くで花つんでた…」
三人は恐怖と共に憎しみを覚えた。
PRIN「これは完璧な殺人未遂や」
ころん「許さんっ…」
怒りに満ち溢れたころんはカタカタと震えていた。
三人は作戦を練った。
ピルクル「あいつの脇汗をあいつに臭わしたらえーんちゃん?」
PRIN「でもどーやって?」
ころん「あいつの足元見てみ」
タンクの男の足元には水溜まりと間違えるほどの汗が垂れ落ちていた。
あまりの気持ち悪さにピルクルは泣いた。
ころん「いんじゃんで負けた奴がタオルで足元の汗ふいてくることな」
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