一目惚れ

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PRINは家のリビングでテレビを見ていた。 すると母が慌てて帰って来た。 買い物帰りなのか両手にはスーパーの袋がぶら下がってある。 そして荷物を置き深いため息をつく母。 いかにも話しかけてほしいオーラが出ている。 PRIN「どうしたん?」 母「聞いてくれる?」 目を見開きながら物凄い早さで近付いて来た。 PRIN「うっうん…」 母「お母さんさっき気持悪い人見てん!」 「今のあんたのが気持悪いよ」など言える空気でもなく母は続けて話だした。 母「さっきスーパー行ってたら男の人とすれ違ってんやんか!」 PRIN「その話長い?」 そんな質問を軽く無視して母はまた話はじめた。 母「スーパー行く前に銀行行こ思てなんとなく後ろ見たらさっきすれ違った男の人がお母さんの近くおんねん!」 PRIN「自意識過剰やろ」 PRINはビンタをくらった。 母「気持悪いから急いで銀行入ってお金降ろしてん!銀行出てまだおったらどうしよ思いながら出たんや!そしたらそいつおんねん!」
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