美容院事件

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PRINは中3の時、当時流行っていたウルフカットがしたくなり美容院に向かった。 美容師「今日はどうなされますか?」 PRIN「カットで」 美容師「わかりました!髪の毛結構痛んでますね」 PRINの髪を触りながら言う美容師。 美容師「ブリーチよくされます?」 PRIN「まぁ人並みに」 美容師「最後にされたのはいつ頃ですか?」 PRIN「今年の夏です」 美容師「えっ去年の夏ですか?」 PRIN「だから今年の夏です」 美容師は自分を納得させるかの様に頷いた。 その日は1月の下旬 まだ今年の夏は来ていない。 そして髪を流しまた席に戻りカットをしていた。 美容師「いつもどんなセットしてるんですか?」 PRIN「基本ストレートですね」 美容師「学校にはどんな風にして行かれてるんですかぁ?」 PRIN「あっちです」 左側を指しながら言った。 PRINは学校の行き方を教えていた。 美容師「えっあっちですか?」 PRINと同じように左側を指した。 何とか話を合わせようと必死だ。 PRIN「いやいやあっちです」 また左側を指した。 PRINは鏡ごしで喋っているせいか訳がわからなくなっていたのだ。 美容師「えっあっちですよね?」 また左側を指した。
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