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ころん「え、おばちゃん神やん!泣けてくる…」
PRIN「おばちゃん、おばちゃんかっこいいわ…」
誰かが泣いている時は一緒に泣いてあげるのが女だ!と訳のわからない考えの二人。
「泣けてくる」とは言ってるが涙が流れる気配は全くない。
おばさんは鼻をかんでからゆっくりと口を開いた。
おばちゃん「人参に誘惑された日もあった…おばちゃん、人参おもっきりビンタした!そしたら…そしたら人参折れてしもてん!ハハッ…おばちゃんは壊れたよ!とうとう殺人参者(さつにんじんしゃ)になってもたんやおもたら苦しくてなぁ…」
PRIN「おばちゃん!負けたらあかん!」
ころん「悪いんはおばちゃんちゃう!」
可哀想な人には共感してあげるのが女だ!と訳のわからない考えの二人。
「おばちゃんは悪くない」とは言ってるが全く感情がこもっていない。
おばさん「いや、悪いんはおばちゃんや…次の日警察に出頭してん!でも誰も捕まえてくれへんかった!警官はまるでおばちゃんを痛い目で見る…その日からグレた!クラブでネギと踊ったりもした!でも…あかんねん…人参じゃないと心が満たされんかった…」
吹き出しそうになりながらも必死に平然を装う二人。
さすがにこれは笑ってしまう。
おばさん「でもやっぱり最後は人参に助けられた!ほら!人参の半分は優しさで出来てるってゆうやろ?」
PRIN、ころん(それバファリンやん!!)
と、心の中でツッコミをいれた。
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