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おばちゃん「とりあえずどうぞ」
何がとりあえずかわからないが人参を差し出すおばちゃん。
ころん「ありがとう♪」
貰える物はなんでも貰うのが女だ!と正常な考えの二人。
「ありがとう」と言ってるころんの顔は最高の笑顔だ。
おばちゃん「あんたの分もあるから心配しぃな」
おばちゃんはスーパーの袋をあさりながらPRINに言った。
おばちゃん「ほら!」
何かをPRINに手渡した。
PRIN「…………」
おばちゃん「キャロット!!」
そう叫びながら拳を天高く上げその場から歩き出した。
そんなおばちゃんを見ながら人参を豪快にほおばるころん。
パキッ!
ころん「あれやなあれ、一番恐ろしいのは人間やな!」
人参をかじりながら遠くを見つめるころんはなんだかかっこ良かった。
PRIN「んで…」
今にも消えそうなか細い声で言うPRIN。
ころん「は?なに?」
PRIN「なんで…」
ころん「なにが?」
PRIN「なんでPRINはリンゴやねん!うわぁぁぁぁぁっ!!」
PRINはがむしゃらにリンゴにかぶりついた。
ころん「人参もらえんかったん?」
PRIN「うん…」
ころん「なんであんだけ人参語ってリンゴ渡すねん!ギャハハハハハハハ」
ころんは腹を抱えて笑っている。
PRIN「……………ぶはっ」
ころん「何が人参の半分はバファリンやねん!ギャハハハハハハ」
二人はその日何かの線が切れたかのように笑い続けた。
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