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中2の夏、二人は熱く語っていた。
PRIN「お笑いってめっちゃ奥深いと思うねん」
ころん「せやな!ボケとツッコミのバランス、ネタのまとまり、言い出したらきりないくらい!」
PRIN「でも最近のお笑いはありきたりやな!新鮮さがない!」
ころん「なら二人で吉本入って今のお笑い界変えたろや!」
PRIN「それいいな!」
ころん「前代未聞のギャル漫才や」
こんな会話を二人は真剣にしていた。
PRIN「とりあえず明日ネタ作ろうや」
ころん「うん!早朝練習しよや!朝の六時集合な!」
PRIN「わかった」
そんな約束をして二人は帰宅した。
何故早朝練習なのかは未だに謎だ。
翌日、二人は六時ぴったりに合流した。
やる気満々な二人の目は何よりも輝いていた。
とりあえず人気のない公園に移動した二人。
ネタを作る前に漫才の始まりから作る事になった。
PRIN、ころん「ど~もぉ」
前屈みになり手をパチパチと叩きながら走る。
二人はこの時点で爆笑した。
頭の中にふざけている自分と一瞬冷静になる自分がいる。
二人は冷静な自分が出るタイミングが一緒だった。
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