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「し、栞ちゃん! 大丈夫だ、気を確かに持て! ほら、栞ちゃんはまだ出て間もないし……」
「……風華さんより先に出てますよ、あは、あはは……」
「い、いや、ほら! 栞ちゃんは夕姫の陰に隠れちゃってたから……」
「……そうですよね、お姉様は素敵ですもんね。こんな地味でメガネで中途半端に貧乳な私じゃ誰からも見向きされませんよね? 私の髪型がツインテールだってことも、きっと誰も覚えてないでしょうしね、あはは……」
ダメだ。栞ちゃんは完全に参ってしまってる。
だよな、一票でも入れば……なんて言ってたのに零票だもんな……そりゃあショックだわ。
「な、なんでや! なんでワイに一票も入っとらんのやほんっばにもう!」
そりゃお前は仕方ない。
「まあ私は仕方ないですよね。穴から出てくるだけですし」
四谷先輩も仕方ない。
「さ、敗者の戯れ言も終わったようだし、次に行くわね」
あれ、誰か忘れてるような……まあいっか。
「続いては一票! 魔法少女りょうこりんです!」
「ええっ!? わたし!?」
なんだと!? 前回一位がまさかの急降下!?
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