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「さて、ではまず四人に一言ずつ話を聞いて見ましょうか。まずは前回ひどい結果だった夕姫さん？」
「うるさいわね！ あれからもう開き直って素を出したら、なんだか逆に人気が出てきちゃったわよ！ ざまーみなさいよ！ ふんだ！」
「はい。では、次に前回一位だった涼子さん」
スルーした!? あの夕姫をスルーした!?
「え、えっと、今回もみんなに好きでいてもらえたら嬉しいわ。うん。以上」
「はい、では期待のルーキー、クランさん」
「あいあむあちゃんぴおーん。さんきゅー」
「はい。次は胸が残念な三級品の風華さん」
「誰が三級品ですゆっ!? 今度こそ、今度こそ私が優勝ですゆっ！ 次回主役の名にかけて！」
「はい。ありがとうございました」
二宮が華麗なスルースキルを披露し、速やかに四人の一言が終わる。
さて、ついに発表だ……！
会場の電気が消え、いやがおうにも雰囲気は盛り上がる。
「では、発表します！ 第二回、見ろよヴィーナス人気投票チャンピオンは……」
ドドドドドドドドドドドドド……と、ドラムロールが鳴り響き、スポットライトがぐるぐると回転する。
やがてライトは、暗闇のステージから一名の人物を照らし出した。
その人物とはまさかの……
「第二回チャンピオンは、一橋涼子さんです！ おめでとうございます！」
おおおおおおおお！
まさかの二冠ですかーっ！
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