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「では、詳しい票数を発表しますね。一位は涼子さん39票、同率二位は風華さんとクランさん37票。そして夕姫さん36票となってます」
「がーん! 私が一番低かったのー!?」
結果を聞いて落胆する夕姫。
だが、一位とは3票差。
もし、もう一人投票して夕姫に3票入れていれば同率一位になる程度の差だ。
うちのヒロイン四人の人気は同じくらいと考えて問題ないだろう。
「さて、では一人ずつインタビューをしていこうと思います。まずは夕姫さん、今の気分はどうですか?」
二宮が、夕姫にマイクを向けて問いかける。
夕姫は少し憮然とした様子で答えた。
「うー……ちょっと悔しいわ。でも、前回に比べたらよっぽどヒロインらしい位置につけたのは本当だから、まあ、その、投票してくれたみんなには、その、感謝してるわよ、ええ」
そう言って、少し顔を赤らめて俯く夕姫。
おお! まさかのデレモード発動ディスカー!?
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