序章

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思わず悲鳴をあげた。そこには血だらけの女の子が倒れていた。刃物の傷だろうか、全身のいたるところに傷が刻まれていた。   *「みゆき!みゆき!」   かるく揺すってみるが、まったく返事がない。すでにしんでいるようだった…。    …?   右の方向に何かを感じ、恐怖は絶頂にたっした。静かにそちらを向く。そして、それが姿を表す。   悲鳴すらでなかった。   そこには、同じ年くらいの女の子が立っていた。顔は青白く髪は長く延び綺麗に足元まで届いていた。全身は血まみれ、着ている制服も傷だらけだった。    さっき見たみゆきと同じように…     「ねぇ……」    
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