0人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ
さよならを照らしてくれた月は
そっと背中を向けてくれた
ただ立ちすくんで受け取ったチケットを
どこか冷静な自分が見つめていたんだ
握りしめてしわになったチケットに
雨が降り注いだ
※僕が笑顔で言ったさよならの中に
ありったけの気持ちを込めたんだ
泣きながら去る君を見て
星までも涙を流してくれた
きっと忘れないだろう
僕たちは共有しているから
きっと忘れないだろう
太陽はずっと僕を照らしてくれているから
「まだ受け入れられないの?
大丈夫、私はいつもここにいる
ずっとあなたを照らしているから…」
※
きっと忘れないだろう
僕たちは共存しているんだ
きっと忘れないよ
いつでも空を見れば会えるから
きっと忘れないだろう
太陽は最後まで僕を見つめて、手を振った
最初のコメントを投稿しよう!