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「突然だが、みんなに大事な知らせがある。今日親の仕事の都合で転校してきた生徒がいる、入ってきたまえ。」
「はい」
いまどき転校か?めずらしいな~。
その転校生は教室のドアをそっと開けて入ってきた。
女の子だ。
髪がすらっとしていて長い。
そして乱れがなく綺麗だった。
その女の子は教卓の隣に寄った。
「君、みんなのまえで自己紹介したまえ。」
「あっ…はい。えっと、今日から1年4組の生徒になる、松原佐奈です。みんなと仲良く出来たらいいです。よろしくお願いします。」と言った。
君の席は坂田の隣だ。あいつとは友達にならん方がいいぞ。ろくなことがないからな。ろくなことが。」
「はあ…」と佐奈と言う子は、なんか、困りぎみに笑っていた。
ていうか二回も言うな。
そう言って俺の隣についた。
そして俺を見て…
「あなたが坂田くん、よろしくね。」と小さな声で言った。
「ああ、よろしく!俺の名前は坂田昭典だ。 趣味はバスケだ。だが、かといってバスケ部じゃないがな!はっははは!」と俺は挨拶をした。間違いなく完璧だ。
「あはは…。坂田くんって面白い人なんだね…。」となんか、ちょっと困っていた。
「坂田のKY野郎!!ぶぅ~!」回りからブーイングが起こった。
うるっせぇぇぇ―――――!!
そしてミーティングが終わった。あの先行勝ち誇ったような目をして笑ってやがる…最後までむかつく野郎だぜ…。
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