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PM15時30分貴史とマーメイドはそれぞれの空港へ辿り着いていた…
すると貴史の元にマーメイドから電話が入った。
『今私の仲間から情報が入ったんだけど清美はそっちに向かってるみたい…私の考えでは清美が帰国した直後を狙ってくるはず…その前に彼女の身柄を確保してすぐに飛行機へ乗り込んで、行き先は何処でもいいから…とにかく素早くその場を離れて下さいね。出来たら顔を見られない様にしてほしいけど…』
『わかった、お前はどうするんだ?』
貴史は思った以上に緊迫した事にようやく気付いたらしく、マーメイドの指示を素直に聞いていた…
『私はここで待機してる。移動先が決まり次第連絡してよ。どうせ今から行っても間に合わないし…貴史君、清美を頼むよ…』
そういうとマーメイドは電話を切った…
貴史は電話を終えると一気に緊張が高まった…
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