205人が本棚に入れています
本棚に追加
清美はFEATHERの事、自分が竜である事、自分を狙っていたのは恐らく自分の父親が作った会社の人間だろうという事を貴史に伝えた…
そして高校入学と同時にFEATHERの仲間と自分の父親の死の真相を調査するはずだった事も付け加えた…
清美がFEATHERとなんらかの関係があるだろうという事は気付いていたが、まさか一員だとは思っていなかった。また、父親の事を調べようとした途端に向こう側に動きがあったのは偶然ではないだろうと貴史は思った…
-隠しててゴメンなさい。貴史さんまで巻き込むなんて思ってなかったから…-
清美は貴史が関わりを持つのを恐れ、1人で帰るだろうと思っていた。確かに危険である。貴史に危険な目にあって欲しくないという気持ちと、貴史に側に居て欲しいという気持ちが清美から冷静さを奪っていた…
『で、どうやって親父さんの事調べるつもりなんだ?』
! 以外な問いに言葉を失う(?)清美…
『もし俺がこのまま帰っても奴らに顔がわれてるし、危険には変わりない。だったらこっちから仕掛けるしかないだろ?』
-危険ですよ。なぜ
ペンを走らせる清美の手を貴史はしっかり握りしめる。
『お前の事…好きになりかけてる気がする…だから…』
清美は頬を紅潮させ貴史の言葉を待った…
『お友達から初めましょう。』
清美はその場に崩れ落ちた…
『と、とにかく、これから頼むぜ!パンドロ!』
なにはともあれ清美は貴史と共に反撃に出る決意を固めた。
最初のコメントを投稿しよう!