205人が本棚に入れています
本棚に追加
/109ページ
マンションの入口から貴史が出て行くのを2人の人間が見つめていた…
『矢田 貴史 … やつが竜を?』
身長は180cm位、ひょろっとした感じの男が相方に話し掛ける。
『そうみたいだね。あの竜が興味を持った男だ…1度見てみたかったんだけど…期待ハズレだね、顔はそこそこだけど。
なんで竜が興味を持ったのかサッパリ分からないよ。女心って不思議。』
こちらは150cmもない位だろうか…小柄でひ弱そうな感じだ。
大きい方が話しを続ける。
『どうする?奴に接触するのか?』
貴史の遥か後方を歩きながら更に小声で話している。
『まだいいや、暫く監視を続ける事にしよう。 君は竜の方を頼むよ。奴ら切羽詰まったらどう出るか分からないし…』
『わかった。』
そういうと2人は繁華街の方へ消えて行った…
『今日はお好み焼きにしよ。』
貴史は2人に気付く事もなくデラックスとライスを注文していた。
最初のコメントを投稿しよう!