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母は、働いて働いて働いた。
１人でいっぱいいっぱいの母は
幼い兄に励まされ、
時には八つ当たりだってした。
そんな中、
妹の父親と出会った。
妹の父親は、
女癖が悪く
妹が産まれる頃には、
女の所へ行ったまま
家へは帰って来なくなった。
～1990年11月～
妹Ｅが産まれた。
母は、妹を産み入院。
家には、
9歳の兄
5歳の私
3歳の弟
の３人だ。
兄に手をひかれて３人で
母のお見舞いに行った。
そこで出てくる母の病院食を
食べてたのだけは
覚えてる…。
あったかいご飯が美味しくて
母の事なんか考えず
弟と取り合いしながら食べた。
そんな中で母は
『家に子供たちしかいないから
心配なんです』
と事情を話して
病院に無理を言い
３日で退院させてもらった。
そして離婚をした。
母は、
産まれたばかりの妹と
まだまだ幼い私たちを連れて
家を出た。
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