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そう、一瞬だった。
ボヒュッ!
という音と共に曹司の姿が消えたのは。
「え!え?」
「曹司!曹司!?どこだ!?」
俺らは周りを見渡すが曹司の姿は見当たらない。
人が一瞬で消える…?
んなことほんとにありえるのか!?
必死に探していると、曹司の声は俺らの予想外の場所から聞こえてきた。
「う…ぐぁ…
な、なんだこれは…!?」
「「「う、上ぇ!?」」」
上を見ると、なんと曹司は足をロープにとられ、太い木の枝に逆さ吊りの状態で吊るされてもがていた!
「な、罠…だと!?」
「クソッ!まさかここまでしてくるなんて!!」
「曹司ィ!今助けてやるぞォォ!!」
なんでもありのこのルール上、罠ももちろん【あり】…なのだ。むしろ悪いのは油断していた俺らの方…
俺は早く曹司を助けようと、木に足をかけた。
だがその時…
『あー!!罠かかってる!!』
『ホントだ!!』
遠くから魔の声が…
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