105人が本棚に入れています
本棚に追加
/89ページ
「遅れるなら遅れるで連絡くれてもいいんじゃない?僕がどれだけ君を待っていたかわかる?2時間だよ2時間。2時間もこの寒空の中待ってたのにアスランは“ごめん”の一言。何?謝れば何でも済むと思ってるの?‥‥」
喋り続けるキラにアスランはただただ小さくなるだけ。
ふとアスランはキラの手を見た。
キラの手は赤くなっている。
顔も…頬や耳が赤い。
アスランは改めて自分は何をしたのかキラに何をさせていたのかを実感した。
そしてアスランはキラをぎゅっと抱いた。
「ちょ、ちょっとアスラン!?」
驚くキラに対しアスランは力を強くする。
「ごめん…ごめんキラ…俺…」
そこまで言うとアスランはキラにキスをした。
キラは顔を真っ赤にさせた
「もうこんな寒い思いさせないから…」
再び強く抱くアスランにキラは「うん…」と一言呟いた。
The end
最初のコメントを投稿しよう!