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今日は花火大会。
アスラン、カガリ、ミリアリア、マリューさん達と来て出店なんかをいろいろ見ていたんだけど、気付いたらはぐれてしまっていた。
辺りを見回してもそれらしき人は見当たらず、時間は刻々と花火開始時間まで迫っていた。
せっかくみんなと来たのに…そう思うと、少しずつ焦ってきた。
そんな時、人込みの中アスランの姿を見つけた。
「アスラ…」
僕は言いかけたところで止まった。
アスランはカガリと二人きりでいるみたいだ。
周りにミリアリアもマリューさんもいない。
アスランはカガリの肩を抱き、人込みの中へと消えていった。
僕はただそんな二人を見送った。
せっかくの花火大会だ。
二人っきりで見たいのはよくわかる。
僕だってやっぱり好きな人と綺麗な花火が見たいと思うから…。
僕はアスラン達が行った方に背を向け歩き出した。
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