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待ち合わせの時間より少し早く着いたキラ。
心を弾ませながらアスランが来るのを待つ。
時間は刻々と過ぎ待ち合わせの時間も過ぎてしまった。
アスランの姿は何処にもない。
キラは段々熱くなってきた。
アスランが言った場所、時間に来たのに本人が現れない。
怒りをぶつぶつと言っているとアスランは走ってキラの元まで来た。
「ごめんキラっ!!」
キラはそんなアスランをちらっと見る。
「ちょっと仕事が長引いちゃって…」
アスランが遅れた理由を話す。
しかし今のキラにはただの言い訳にしか聞こえない。
「いいよもう…」
キラはそっと溜め息混じりに呟いた。
「キラ…」
「でもさ」
アスランがホッとしたのもつかの間キラはアスランを少し睨みながら喋り始めた。
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