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それから、段々と撮影が始まった。
あたしは、表紙の撮影を終えると少し暇だった。
ちょうど仲の良い子達は、みんな撮影中。
あたしは、大好きなココアを飲みながら愛美の撮影を見ていた。
「あの~」
小さい声で呼ばれて、見ると舞ちゃんが立っていた。
「隣、座ってもいいですか?」
ふと見ると、あたしが今座っている椅子の隣にもう1つ椅子がある。
「あ、どうぞ~。」
すみません、とあたしに頭を下げると隣の椅子に腰掛ける。
舞ちゃんは、よく見たら凄く可愛い。
グランプリに選ばれるはずだわ。
て、あたし、おばちゃんみたいじゃん。
1人頭の中でつっこんでいたら、舞ちゃんが気まずそうに話し掛けてきた。
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