2544人が本棚に入れています
本棚に追加
「好きですっ!!」
朝、今から撮影でスタジオまで歩いていた時。
知らない女にそう言われた。
「ゴメン、俺今は仕事頑張りたいんだ…。」
「健さん…」
「ゴメンね?」
ずっと断っていると、泣きながら走っていく女。
知らない奴に告られて、OKする奴なんか居るわけねぇのに。
だから、女は嫌いだ。
別に全員が、ってわけじゃないけど、苦手だ。
フった俺が悪者になるの、おかしいだろ。
逆に、俺は被害者だし。
それに俺は、ずっと好きな人がいるんだ―…。
まあ、ずっと片思いだけど…。
俺は、一生あいつを守るって決めたから。
側にいて、ずっと守るんだ。
最初のコメントを投稿しよう!