厄日

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俺、風間健。高3でモデルとか俳優の仕事をしてる。 お陰様で?人気もあって忙しい毎日。 でも、凄く仕事は好きだし、毎日楽しい。 そろそろスタジオ行こ。 そう思って角を曲がると、見慣れた後ろ姿が見えた。 あや美だ…。 ここに居たって事は、さっきの聞いてた…? やべ、あや美にだけは聞かれたくなかったのに。 あや美は、きっと何とも思っていないだろうけど。 「何人の告白盗み聞きしてんだよ!」 後ろから声をかけると、驚いたように振り返るあや美。 「盗み聞きは、よくねぇな?!」 言っても、何の反応も見せない。 「あや美、聞いてる?」 「あ、うん。」 もう1度呼ぶと、ハッとしたように返事をする。 あや美がボーッとしてるなんて珍しい。 何かあったのか?
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