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「今日仕事は?」
またしても反応がない。
本当、大丈夫なのか?
「あや美~?」
「あ、何?」
「何か今日ボーッとしすぎじゃね!? だから、今から仕事なんじゃねえの?」
すると、あや美はハッとしたようでだんだん顔が青ざめていく。
「今、何時?」
「えっと、15時1―」
「ありがと!!」
俺の言葉を遮って廊下を走っていってしまった。
本当、今日のあや美は変だ。
なんか言葉で言いにくいけど、今日のあや美は不自然だった。
あや美は、もっと余裕があるし、大人っぽくて人とは違うオーラを放つ。
でも、話すと子供っぽかったり、笑うと可愛くて抱き締めたくなったり…。
って、俺変態かよ。
俺達は幼馴染みだ。
小さい頃からずっと一緒だった。
そして、俺は気が付いたら恋してたんだ。
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