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とりあえず、俺は服を着替えてスタジオへ向かった。
あや美が専属モデルをやっている雑誌だし、今日ここに居たから、また会えるだろう。
凄く嬉しがってる自分にため息をつく。
まじで惚れちゃってて、なんか悲しくなる。
自分で叶わない恋ってわかっているから。
そして、スタジオに入った。
「おはようございまーす」
すると、モデルの女の子達が一斉に俺の方へやってくる。
……またかよ。
今度は心の中でため息をつく。
このスタジオに来ると、いつも集まって来ていろんな事を聞かれる。
いい加減慣れてくれよ…。
そして今日もいつも通り―…。
だから女は苦手なんだよ。
ふと視線を女達からスタジオの奥に移した。
あや美を1番に見付ける事が出来た自分に、またため息をついてしまう。
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