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距離5メートル、位置確認完了!私は中身が微妙にまだ入っているオレンジジュースの缶をアスファルトの上に置いた。
さてさてうまくいくものか、皆様お立会い。私一世一大の嫌がらせでございます。
目標に向かって私は思いきり缶を蹴り上げ、すぐさま木の後ろに隠れた。びしゃびしゃと勢いよく中身をこぼしながら缶はあの浮気男に向かっていき、カンッと音を鳴らした。
「うわっ!冷た!」
「え、なにっ?」
奴は驚き、浮気相手さんの手を離した。
ああ、満足。しかもピンポイントで当てた私すごいっ!
私は満面の笑みを浮かべて、明日奴をおもいっきり愉しく振ってやる方法を考えながらこっそりと家路についた。
(グッバイ浮気男!)
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