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夕暮れ遠くに伸びる、、、二人の影を目で追いながら…彼女が問う
「私達‥いつまでも一緒にいられるよね?」
彼は至極当然に、そして笑顔で
「あぁ。」
そう、答えた。
触れる手。手をつないで帰った。
時は第一次世界対戦後。
新たな戦争が始まろうとしている時だった。
私と彼は幼なじみで、恋人だった。
私達は昔から同じ時を重ねてきた、、、そして、終わりにゴールを迎えることになった。
彼が卒業したら‥小さくてもいい、二人でアパートを借り、一緒に住む事になった。
そしてお金が溜まれば、、結婚を考えていた。
ううん。
結婚するんだ!
「早く、来年にならないかな」
彼が唐突に言った言葉。そして私に微笑んでくる。
「うん!」
全てが、楽しかった。
嬉しかった。
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