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滝の音が聞こえる
水のカーテンの向こうに
薄い虹がかかっている
その先には、
ボクたちがずっと目指していたものがある
今日こそボクはいくんだ
誰も見たことのない世界へ
ボクには見えていた
息をする度に……
緑に満ちた輝く世界が
ボクには足がある
どこまでもいける!
こんなところに留まってはいられない
世界を見にいくんだ!
誰もボクを止められない
どんな見えない壁に遮られても
ボクは全てに打ち勝てる
滝をくぐって顔を出す
果てしない宇宙(そら)と
大きな草の群れが織り成す世界が
無限に広がっている
ボクは心を解き放つ
誰よりも速く一歩を踏み出す
世界の重さを全身で感じる
だけど、ボクの足は力強く立っている!
どこまでもいける!
土の柔らかさと温かさ
岩の固さと冷たさ
全部ボクの足に伝わってくる
歩く度に世界が広がって
目に飛び込んでくる
新しい世界を身体中で感じるんだ
ボクの足跡は永遠に残されていく!
いつかボクたちは宇宙(そら)を目指す
それがどれだけ先かはわからない
だけど、一歩を踏み出せば
その足跡は続いていく……
きっとボクたちは、どこまでもいける!
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