唯一劣等

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唯一劣等

弱く泣いて 強がってみせた 走り続けた夕 変わらない劣等感が 無駄に体を軽くする 振り返って転んだ 追いかけてくる いつかの自分の影にみとれて 気付いたら 追い越された 知らない内に また立ち上がって その影を追いかけていた 自分らしい これが自分だ いつだってそうだった 大切なものは 一つだけじゃない
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