触れたくて……

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「おはようございます」 校門で待ち構えていた生徒会や教師たちに挨拶される。 挨拶を返し、校門をくぐった。 「……」 なるほどすごい。 教会のような体育館に、広大な敷地。 校舎は曇りのない白で塗られた壁。 綺麗な学校だなと思った。 「京央さん、おはようございます!!」 そんな声と共に、奏乃が抱きついてくる。 「奏乃ちゃん……?」 少しよろめいたが、彼女を受け止める。 「待ってました!!」 「あ、ああ」
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