触れたくて……

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「バカ!!何言ってんのよ!!そ……そんな訳ないじゃない!!」 それは明らかな動揺。 顔を真っ赤にしながら否定するクロを見て、微笑む。 「リクって本城李空(りく)君の事ですよね?クロちゃんの幼なじみの」 「ああ」 「幼稚園から高校まで一緒だなんて、運命ですよね」 「何言ってんのよ!!からかうのもいい加減にしなさい!! それより、京央の好きなタイプは?」 「あ、それ私も聞きたいです」 「好きなタイプ……」 考えてみると、人に恋をした記憶なんてないかもしれない。
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