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このタイプの女は
俺にとって初めてだった。
だからこそ燃えた。
だからこそモノにしたかった。
どんな女も俺にひざまずくほど
俺に夢中だと思っていた。
─何なんだ?
苛つく気持ちもあるけど、
今まで感じた事のない感情。
この感情は何て言うんだ?
「おはよ♪」
「何回も電話しないで」
「だって里奈が切るんだもん」
「仕事ちゃんとやりなよ」
「あは♪里奈大好き」
「─っうるさい」
あれから何回も電話した。
そして自然と仲良くなってきた。
里奈と仲良くなったからって、
他の女に手を出すのは
止めなかった。
「…なぁ今夜会おう?」
「どうして?」
「里奈に会いたくなったから」
一度狙った獲物は絶対逃さない。
ボロボロになるまで
俺で夢中にさせてやる。
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