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「火群…おまえそんなにマタタビ君気に入ったのか?」
「んな訳ないでしょ!もう誰でもいいからこの馬鹿止めてーッ!」
火群と呼ばれた女の子のような見た目の子はふざけんなと言わんばかりの涙目で藍加と呼ばれる少年を押さえつけていた。
その夜、悲しみの混じった断末魔のような大声が町中に響き渡ったという。
一方珀達はというと
「ねぇ?今何か叫び声聞こえなかった?」
「空耳だろ?とっとと帰ろうぜ客居るんだしさ…」
「うん♪ところで何で僕達買い出し行かされてんだろね」
「野菜が無くなったからだろ」
「あぁ♪でもよかったね~コンビニが24時間で♪」
「コンビニに野菜売ってるのが不思議だけどな…」
「ねぇ珀?」
「あ?何だよ?」
「公園で喧嘩?」
「はぁ?」
「だってほら(指差し)」
刪が指を指した先には公園でなにやら騒いでいる奴等がいた。
「大丈夫かなあの人たち」
「ほっとけほっとけ、巻き込まれても面倒だ」
「それもそうだね~んじゃとっとと帰ろー」
尚喧嘩してる人達は全くこのお話には関係のないたまたまそこにいた人達なので今後の登場はないらしい。そして何故か変身したらしい。
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