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「お~い起きやがれ!」
寝起きが早い珀はいつも通り朝飯を作り攸達を起こしていた。
「あ~朝っぱらから疲れる」
そう愚痴をこぼしながら珀は客間へと向かって行く。珀は客間の襖の前に座り、襖を開けながら「お客様、朝食の支度ができましたので起きて下さい。」と言った…が
「あれ?居ねぇ」
そこに春の姿は無かった。珊、珀、緑立、攸、黒子は総出で旅館内を探したが、春の姿は見当たらなかった。
「幽霊?」
「たぬき?」
「…クスッ」
「さぁ何処いったんでしょうねぇ」
珊と珀は緑立が何故笑っているのか解らなかった。黒子は解っていたようだが…。
その頃春はというと
「火群さんなんなんですかこの状況!?」
「見ての通り隊員半分が重傷、残り意識不明または精神異常だよ」
「なんでこんな事に…」
「思い出したくも無い…て事で今度新しい奴入るらしいから、じゃあ俺はこれで」
そう言い残し、火群は崩れるように倒れた。
「火群さん!?火群さーーん!?」
悪の秘密結社は1体の万能家政婦ロボにより、ほぼ壊滅状態になったのでだった。
ちなみに宿泊料は前払いで済ませていたようである。
こうしてまた平穏な日々が続くのであった。
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