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2XXX年4月1日……
雪も溶け心地良い春風の吹く季節、新学期や新入生や新社会人等を迎えていた頃
「いい加減起きろ馬鹿猫共」
やけに低い声で少し怒り気味と思われるような声がとある旅館の中から聞こえてきた。それに続くかのように眠そうな高めなトーンの声が二つ。
「まだ眠ぃ…あと30分…」
「僕はあと1時間……」
その後うるせえ起きろとかまだ6時やんけなど、そんな会話が飛び交っていた。この旅館『紅月如月館』では毎度の事である。
「早くお客さん来ないかな~」
まるで女の子のような高い声でそう言い放ったこの少年、名は草音 珊と言いこの旅館で居候&従業員をしている一人である。
白いシャツの上に灰色のベストを着ておりスカートを着用している。何故スカートを履いているのかは、本人曰く動きやすいからとの事である。
「来るわきゃねぇだろ~平日だぜ今日?」
今度は低く無く、かといってそんなに高くも無い声が聞こえた。声の主の名は雪柱 珀、彼もまたこの旅館で居候&従業員をしている一人である。
服装は刪と似た白いシャツに黒いベストを着ているが、どうやら半ズボンを履いてるようだ。
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