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「はぃところで火群さんと藍加隊長はいつ?」
「もう少し頃合いをみてから行くさ」
「そうですか。では私は風呂にでも浸かってきますね」
「あぁ、じゃあまた後でな」
そこで電話は切れた。部屋に少しの静寂が訪れた後、風呂の準備をしながら外をちらっと見ながら「今宵は赤月かぁ」と独り言をこぼした。
その頃電話先では
「藍加隊長、工作員から潜入成功の報告が…って何やってんすかあんたはーッ!?」
「見てわからんか?マタタビ君の整備だ」
「いや、それは見りゃ解りますよ!てかマタタビ君?!」
「ふっ俺が開発した人工知能搭載の超極悪メカだ!掃除、洗濯、買い物からなんでもできるぞ!ついでに全長140cm!」
「ちっちゃっ!てかそれ極悪?!ただの万能家政婦ロボだろそれ?!」
「…マタタビ君ロケットパーンチ(リモコンぽちっ)」
「ぶへらっ?!痛い!地味に痛い!」
「さて、行くか」
「行かせねぇ…絶対行かせねぇすよそんな家政婦ロボなんて!」
なんかめんどくさい事になっているようである。
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